用語集

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GLOSSARY

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か行
解砕転圧
解砕→小さい粒が集まった塊を解きほぐすこと。
転圧→土砂などに力を加えて空気や水を押し出し、密度を高めること。

 
攪拌
かきまぜること。かきまわすこと。

感潮河川
海に注ぐ下流部で、潮の満ち引きの影響を受けて、水面の高さ、流れの速さ、流れの方向などが周期的に変動する河川。

骨材
コンクリートやモルタルを作るときに、セメントや水と共に混ぜ合わせる砂利や砂などのこと。

コンシステンシー
”堅さ”、”粘度の高さ”などの意味を持ち、軟硬の程度を表す。

さ行
砂防堰堤
土砂流出による災害を防ぎ、下流域の人々の生活を被害から守るために作られる防災施設。
平時は水とともに流れる土砂が砂防堰堤にたまることで水の流れを遅くし、川底や川岸が削られていくのを防ぐ。大雨が降り土石流が発生したときにはこれを受け止め、破壊力を弱める働きがある。

 
砂防ソイルセメント工法
「INSEM工法」「砂防CSG工法」「ISM工法」に共通する点として、現地発生材を利用するということに着目し、これらの工法を「砂防ソイルセメント工法」と総称する。
<引用資料記載>
砂防ソイルセメント活用研究会「はじめに」
『砂防ソイルセメント活用ガイドライン』2002.1.8

循環型ビジネスモデル
「資源の循環によって最大限の効率を生み出し、環境への負荷を最小限に抑えながら、同時に最大限の経済効果を得る」という考え方に基づいた新しい経済・産業システムの実現を目指すビジネスモデル。原材料→製品→使用→リサイクルや再利用→原材料というサイクルで、廃棄物を出さず輪状に資源を循環させ、価値を生み出し続けることを目指す。

セメント・固化剤
セメントとセメント系固化材のことを指す。
セメント系固化材は日本を中心に地盤改良で多く使われている。

ソイルセメント集中プラント方式
各現場でソイルセメントを製造した場合の、各種作業場所の確保の難しさ、必要な土砂量の不足などの問題を解決するため考案された、1箇所に土砂を集積し、ソイルセメントを製造して各現場へと搬出する方式。
この方式では、ただ単に1箇所に土砂を集積するのではなく、独自の品質管理手法を用い、砂防に限らず多種多様な土砂を受け入れ、適切な品質管理のもとで砂防ソイルセメントを安定供給する事が可能となる。

た行
弾性体領域
弾性は、物体に力を加えると変形し、力を取り除くと変形が無くなる(元の形に戻る)こと。
弾性域では、力を加えると変形が生じるが、力を取り除くと変形も無くなる。

 
治山
治山事業は、森林の維持造成を通じて、山地災害から国民の生命・財産を保全するとともに、水源の涵養、生活環境の保全・形成等を図る重要な国土保全政策の一つ。森林法、地すべり等防止法に基づいて、国と都道府県が実施している。

鉄鋼スラグ
鉄鋼製造工程において発生する副産物。具体的には、鉄鉱石から鋼を作り出す還元・精錬段階で生まれるシリカ(SiO₂)などの鉄以外の成分が、石灰(CaO)と溶融・結合したもの。高炉スラグと製鋼スラグに大別される。道路用路盤材、土工用材、地盤改良用材など、幅広い用途がある。

は行
ビッグデータ
ICT(情報通信技術)の進展により生成・収集・蓄積等が可能・容易になる多種多量のデータ。

 
フライアッシュ
石炭火力発電所で微粉砕した石炭を燃焼させ、そのエネルギーを電気に変える過程で発生する集塵器で採取された灰のこと。コンクリートの混和材として用いるフライアッシュは、利用目的に応じ4種類の品質がJISに規定されている。セメント、建材、地盤改良材等としても利用され、今後もさまざまな用途での利用が検討されている。

や行
養生期間
コンクリートやモルタルを製造したのち、硬くなるまで適切な環境に保つ規定日数のこと。

ら行
労働集約型産業
事業活動の大部分を人間の労働力に頼る割合が多い産業のこと。

英数字
i-construction
ICT(情報通信技術)の活用等により調査・測量から設計、施工、検査、維持管理・更新までのあらゆる建設生産プロセスにおいて、抜本的な生産性向上を目指す取り組み。

 
INSEM工法
INSEMとはIN-situ Stabilized Excavated Materialの略であり、現地発生土砂とセメントを混合し、振動ローラで締固め、構造物を構築する工法。また、INSEM工法により混合された固まる前の材料をINSEM材という。
<引用資料記載>
(一財)砂防・地すべり技術センター「1.3用語の定義」『砂防ソイルセメント施工便覧 平成23年版』2011.10.28,p3

kN/㎡
1m2(1平方メートル)あたりに何kN(キロニュートン)の力が加わったのかを表す圧力の単位。
他に圧力を表す単位としては、パスカル、ニュートン、キロニュートンがある。

L.U.C工法
L.U.C.(Low paste concrete by Using Crusher-run)工法は、主材料となるJISで規格されたにクラッシャラン(C-40、砕石)をセメント、水と混合し、ダンプトラック等で運搬して、ブルドーザー等で敷き均し、振動ローラーで締め固め、砂防堰堤等の内部材として使用する工法。

SBウォール工法
SBウォール工法(Steel wall or Concrete Block wall)は,INSEM 工法(IN-situ Stabilized Excavation Materials)およびL.U.C.工法(Low paste concrete by Using Crusher-run)で内部材を構築し,鋼板およびコンクリートブロックを外部保護材とする複合構造形式の砂防堰堤の施工法である。
<引用資料記載>
SBウォール工法研究会「1.1 SBウォール工法の定義」『SBウォール工法 設計・施工マニュアル 令和2年2月版』p1